「自分の身体は、本当に自分のものなのか?」
6人のアーティストが衣装・花・タトゥー・写真・映像・音を通じて、来場者自身の身体への気づきを呼び起こす展示「Nice to Meet YOU」。見る、触れる、感じる— 会場でその感覚をひとつずつ体験してください。
Costume by @rrrocco
Flowers by @toshijiro
Tattoo by @_doctorchii.shiseidoh_
Photography & Art Direction by @ryomaiwt
Film by @lonn.wave
Sound by @sonnys.1020
Modeled by @yuuuuyuuu
Styled by @mateoarnoso
Produced & Organized by @yphotousei
Rocco Gobbiによって設立されたERREPERTREは、身体に沿うシルエットを好む人々のためのブランドではない。一着一着が独自の個性と意匠を持ち、コレクションのたびに異なる思想のもとで構想される——それが、このブランドの在り方だ。特定のメッセージを押しつけることはしない。ただ、この服を纏う人が、小さな街から世界へと向かうひとつのプロジェクトの一部であると感じてくれることを願っている。東京でのデビューとなる本展は、国境を越えて広く知られることを目指すERREPERTREにとって、新たな出発点となる。
21歳から花の世界に身を置き、30年以上にわたり空間装花を広く手がけてきた。モダンでシャープなシルエットと、光と影がつくる造形美を得意とし、花を単なる装飾ではなく彫刻的な表現の媒体として扱う。2025年11月には、長嶋茂雄氏お別れ会のメインフラワーを制作し、花が記憶や感情を留める力を改めて示した。空間や場の空気、そして儚く生きるものを囲んで人が集う在り方など、花がもたらす新たな価値を探求し続けている。
「死青堂」として活動し、身体性と精神性が交じり合う彫り物を制作している。一般的な刺青ではなく、誰かにとって醜く見えても、その人にとっては決して忘れられない「死青」を彫ることを目指す。人間の内側に潜む腐敗した心を絵として落とし込み、内なる闇をかたちに変えていく。
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大阪生まれ。現在は東京を拠点に、フリーランスの写真家として活動している。2024年4月、北京留学中にフィルム写真と出会ったことをきっかけに写真家を志す。写真の物質性と交換可能性を手がかりに、個人の内面と世界との関わり方を探究している。2025年発表の「VIRTUAL REPLAYS」では、現像と引き伸ばしを繰り返しながら被写体を再撮影する手法を通じて、幼少期の淡い記憶を追憶した。本展「Nice to meet YOU」では、写真を物質として扱うことで見ることの不自由さを生み出し、それを自身の身体性と所有意識を見つめ直す手がかりへと変えていく。
中国雲南省生まれ、チワン族の血を引き、ベトナムにもルーツを持つ。現在は東京を拠点に、エッセイ的・観察的な手法で制作を行っている。物語になる以前の、言葉がまだそれを名付けていない状態にあるものに惹かれる。記憶でも映像でもない、もっと静かな何か——午後の重み、壁越しに聞こえる声、感情が名前を見つける前の静寂——そうした身体だけが知る知覚があると彼は考える。その名づけられていない領域から作品は始まる。場所と場所、文化と文化、見ることと見られることのあいだに宙吊りになりながら、言葉が届かない境界で、心がまだ理解していないことを身体が覚えている、その場所で制作を続けている。
東京を拠点に活動する中国出身のサウンドアーティスト、テクノプロデューサー、DJ。エレクトロニック・ミュージック、空間音響、没入的な聴取体験を横断しながら制作を行う。アンビエント、催眠的、ディープ、実験的なテクノを土台に、身体、知覚、記憶、そして音を通して立ち現れる感情の次元との関係性を探究し、ダンスフロアを超えて場に応答するサウンド環境へと広げている。重層的なテクスチャー、低周波の共鳴、繊細な自然の要素を通じて、身体的な感覚を呼び覚ます没入的なサウンドスケープを生み出す。中国と日本を行き来する独立レーベルOnsen Recordsの設立者として、音を自己と他者、身体と環境、動と静の境界を溶かしうる流動的な媒体として捉え、解釈を限定するのではなく、聴く者一人ひとりに開かれた聴取の場をつくり出している。
医学生として精神科を志しながら、「こころ・からだ・記憶」をテーマに写真制作を行っている。写真に映し出される心理や無意識に関心を寄せ、写真と精神医学が交わる新たな可能性を探求している。彼にとってカメラは創作の道具であると同時に、臨床に近い観察の手段でもあり、意識の下にあるものへ近づくための装置でもある。創作と精神医学という二つの領域を往復しながら、両者が互いを深め合うような方法を探し続けている。